人間は理系も文系もない! 人間は人間だ!
久方ぶりに 清々しい気持ちになりました。
こんにちは。
クラブマネジメントの小幡万里子です。
昨日。
渋滞学でご高名の 西成活裕 (にしなり かつひろ)教授の 研究室 を訪問いたしました☆
西成先生は、東大の異端児! と言われている方ですが、
大変に人間的な大きさと優しさを兼ね備えた方です。
(だから、異端児と呼ばれるのかも?)
東大から日本を変える! 教育を提唱しており、
東大の秋入学についても、総長を囲んでの会議で、
大いに推進を提言されていたそうです。
また、数学、物理学が専門分野でありながら、
心理学、生物学、社会学、情報学等々、
6分野を 学ばれたという 全人教育を自身で体現され、
人物そのものが、向学心と好奇心と向上心の塊のような方です。
ビジネスプロデューサー協会について、お話をさせていただき
「面白いね。大事なことだね」
と、人を包み込むような笑顔で返していただき、
思わず、 (。-_-。)ポッ
なんだか、口頭試験で 「優」 をいただいたような気持ちになりました(笑)
次女の通う東京タワーの見える高校で、授業を行い、
その授業が、
「とんでもなく役に立つ数学」(朝日出版)
として出版されております。
(現在は 角川ソフィア文庫 にて販売)
内容(「BOOK」データベースより)
その問題、数学で乗り越えられます!「渋滞学」で有名な東大教授が、私たちの生活をよりよくする「生きた数学」を、高校生に本気で語る。
経済予測にまどわされないコツ、
東京マラソンで3万人をスムーズにスタートさせる方法、
人生の選択に役立つグラフ―受験のときにきざみこまれた苦手意識や、公式の丸暗記など、
形式ばったイメージも一新。教科書からリアルな世界へ。
使えて楽しい、数学の新たな魅力を届けます。
著者について
1967年、東京都生まれ。
東京大学先端科学技術研究センター教授。
東京大学工学部卒業、同大大学院工学研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了。
その後、ドイツのケルン大学理論物理学研究所などを経て現在に至る。
専門は数理物理学、渋滞学。
『渋滞学』(新潮選書)で講談社科学出版賞などを受賞。
https://amzn.to/3I1iDNN
著書はほかに『誤解学』『無駄学』『とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学』など多数。
参考レビュー
著者が実際に高校生へ数学を授業するイベントを再録した本です。
おもしろい!
世の中の実際の現象を観察して、モデル化し、微分方程式をたて、解いてみる。
現象と合わなければ、条件を変えて、また繰り返す。
工学の世界では当たり前に行われていることが、高校生には新鮮に映るはずです。
でも、微分、三角関数、微分方程式など聞いただけで拒絶反応を示しそうな数学用語が出てきて、
その上、ゲーム理論、セルオートマトン理論など何やら意味不明な概念も解説されています。
拒絶反応を示す方は多いでしょうね。
しかし、数学が実生活に役立つことを示し、数学に興味をもってもらうことを著者は意図しています。
その意図は、じゅうぶんに実現していると思います。
高校生は、ほんとうにピュアで、
純粋に学ぶことを楽しんでいると感じました☆
と、その姿に感動し、この本が生まれました。
高校生は、一日ごとに成長が感じられて、東大生より面白い!
とのお言葉に、
大学生、高校生の娘を持つ 私は 思わず笑顔になってしまいました。(●^o^●)
とはいえ、
東大生に必要なことは、彼らの優秀な頭脳を、
縦の専門分野に終わらせることなく、
多岐にわたる学びを得させていきたい!
との言葉を出される
西成先生の教育者としての姿に、
大変、心強いモノを感じました。
「東大を出ると 半分は官僚になります。
担当省が変わったから 分からないではいけないのです。
人間というものは、さまざまな分野に渡り、関係づけられているのです。
だからこそ、せっかくの大学生活で、
理系文系を超えて、学びを得られるような大学にしていきたいのです!」
ほんとうに、
生きることに、
生活に、
人間は理系も文系もない! 人間は人間だ!
と思います。
それは、ビジネスにも、全く同じことが言えます。
ビジネスは、人が生きる上で、
生活に必要なもの、
価値あるものを生み出すために、
創造されてきました。
(※ 東京大学にて 自撮りしてみた 私)
人間が生きるために必要なこと。
まさしく、
常に、
西成先生が言われる
「利他の心」
こそが、人間の
「真」 、
「善」 、
「美」 、
「聖」 、
「健」 、
「富」 、
を備えた完全で調和のある人格を育み、
教育の目的とされる、
人間文化の 6つの要素である
学問 、
道徳 、
芸術 、
宗教 、
身体 、
生活 、
を バランスよく、滞り(渋滞)ない人間を 生み出すことができるのだと感じております。
この出会いと、時間を共有してくださった方がたに 心から感謝です。
今日も一日…ありがとう。
お時間ございます方は、
COCORO にある FOR WHOM THE BELL TOLLS – 誰がために鐘は鳴る の
拙文をお読みいただけましたら幸いです。
特に 教育 を テーマに記した 拙文については こちら を ご高覧いただけましたら幸いです。
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