映画の力

屍人荘の殺人

2021年9月12日

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屍人荘の殺人 とは

デビュー作ながら「第18回本格ミステリ大賞」など3つの国内主要ミステリーランキングで1位を獲得した今村昌弘による同名ミステリー小説を神木隆之介、浜辺美波、中村倫也の共演で映画化。

ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲は、先輩でミステリー愛好会会長の明智恭介に振り回され、ホームズとワトソン気取りで学内の瑣末な事件に首を突っ込んでいた。

同じ大学に通い、私立探偵の顔も持つ剣崎比留子は、2人に音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかける。

実は比留子のもとには「今年の夏合宿で何かが起こる」との犯行予告が届いていたのだ。夏合宿がおこなわれる山奥のペンション紫湛荘へと向かい、3人は研究会のメンバーと合流する。

そしてその夜、密室状態となった紫湛荘で惨殺死体が発見され……。

監督はドラマ「99.9 刑事専門弁護士」シリーズなどで知られる木村ひさし。

映画 屍人荘の殺人

 

映画 屍人荘の殺人

監督 木村ひさし
脚本 蒔田光治
原作 今村昌弘『屍人荘の殺人』
製作 臼井真之介
製作総指揮 山内章弘

出演者
神木隆之介
浜辺美波
中村倫也
葉山奨之
矢本悠馬
佐久間由衣
山田杏奈
大関れいか
福本莉子
塚地武雅
ふせえり
池田鉄洋
古川雄輝
柄本時生

音楽 Tangerine House
主題歌 Perfume「再生」
撮影 葛西誉仁
編集 富永孝
制作会社 東宝映画
ドラゴンフライエンタテインメント
製作会社 「屍人荘の殺人」製作委員会
配給 東宝
公開 日本の旗 2019年12月13日
上映時間 119分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 10.9億円[18]
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2019年12月13日より全国公開[19]。監督は木村ひさし、主演は神木隆之介[20]。合宿を行うサークルが異なる(原作:映画研究会、映画:ロックフェス研究会)など、原作とは設定の違いがある。


屍人荘の殺人 キャスト

葉村譲:神木隆之介
剣崎比留子:浜辺美波
明智恭介:中村倫也
進藤歩:葉山奨之
重本充:矢本悠馬
名張純江:佐久間由衣
静原美冬:山田杏奈
下松孝子:大関れいか
星川麗花:福本莉子
出目飛雄:塚地武雅
高木凛:ふせえり
管野唯人:池田鉄洋
立浪波流也:古川雄輝
七宮兼光:柄本時生
秋山:坂口涼太郎
学食のおばちゃん:池谷のぶえ

スタッフ
原作:今村昌弘『屍人荘の殺人』(東京創元社刊)
監督:木村ひさし
脚本:蒔田光治
音楽:Tangerine House
主題歌:Perfume「再生」 (UNIVERSAL MUSIC)
製作:市川南
共同製作:千葉伸大、大西繁、弓矢政法、宮崎伸夫、広田勝己、森田圭、舛田淳、長谷川晋一、吉川英作、渡辺章仁、永田勝美、田中祐介
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデューサー:臼井真之介
ラインプロデューサー:山本礼二
監督補:八木一介
撮影:葛西誉仁
美術:林田裕至、佐久嶋依里
照明:鈴木康介
装飾:高畠一朗
セットデザイン:郡司英雄
録音:西正義
VFXスーパーバイザー:小坂一順
ヘアメイク:内城千栄子
スタイリスト:望月恵
記録:河野ひでみ
編集:富永孝
音響効果:松井謙典
選曲:稲川壮
キャスティング:田端利江
助監督:日高貴士
制作担当:道上巧矢
プロダクション統括:佐藤毅
配給:東宝
製作プロダクション:東宝映画、ドラゴンフライエンタテインメント
製作:「屍人荘の殺人」製作委員会(東宝、アミューズ、博報堂、ジェイアール東日本企画、朝日新聞社、毎日新聞社、KDDI、LINE、東京創元社、日本出版販売、ローソンエンタテインメント、NTTぷらら、GYAO)
ロケ地
熱海・姫の沢公園 姫の沢自然の家
紫湛荘の外観は、3DCGで制作されて合成されている。この建物は、2014年度の耐震診断で倒壊する危険性があることがわかり、熱海市は2018年度に「姫の沢公園自然の家」を撤廃することを決めており、建物は取り壊される予定である。

主要人物
葉村 譲(はむら ゆずる)
演 – 神木隆之介
本作の主人公。経済学部 1回生。ミステリ愛好会会員。
当初はミステリ研究会に入るつもりだったが、部員たちからミステリに対する情熱が感じられず入部を躊躇していたところに、真のミステリ好きである明智に誘われて、学校非公認のミステリ愛好会に入会。入会後に会員は明智と自分の2人だけだと知る。

明智 恭介(あけち きょうすけ)
演 – 中村倫也
理学部 3回生。ミステリ愛好会会長。自称:神紅のホームズ。リムレス眼鏡をかけている。
ミステリ愛好会の知名度を上げるべく、あらゆるサークルに「入用の時には声掛けを」と名刺を配り歩き、実際に学内で起こった事件をいくつか解決している。さらに学内だけでは飽き足らず、探偵事務所や警察にまで顔を出して事件に首をつっこもうとする。

剣崎 比留子(けんざき ひるこ)
演 – 浜辺美波
文学部 2回生。横浜の名家のお嬢様。髪は肩より少し長い。髪の色は黒。身長は150センチメートルと少し。顔立ちは佳麗。
警察ですら手を焼く難事件をいくつも解決へ導いた実績を持つ、通称:探偵少女。明智が映画研究部の合宿に参加したがっているのを聞きつけ、交換条件付きで同行を求めてきた。

映画研究部の関係者
進藤 歩(しんどう あゆむ)
演 – 葉山奨之
芸術学部 3回生。映画研究部部長。
眼鏡をかけて、真面目そうな風貌をした、痩躯の男性。屍人化した星川に襲われて死亡。
星川 麗花(ほしかわ れいか)
演 – 福本莉子
芸術学部 3回生。演劇部部員。進藤の恋人。
緩くウェーブのかかった栗色の髪でアイドルのような愛嬌のある顔立ちをしている。
進藤に誘われ映画研究部の合宿に参加。肝試し中に屍人に襲われた。
名張 純江(なばり すみえ)
演 – 佐久間由衣
芸術学部2回生。演劇部部員。
神経質。乗り物に酔いやすい。鋭い空気をまとった、理知的な印象の美人。
高木 凛(たかぎ りん)
演 – ふせえり
経済学部 3回生。映画研究部部員。
姉御肌。背が高く、気が強い。ボーイッシュなショートヘアとくっきりした目鼻立ちが印象的な美女。前年の合宿にも参加。
静原 美冬(しずはら みふゆ)
演 – 山田杏奈
医学部 1回生。映画研究部部員。
小柄でおとなしい性格。清楚という表現がしっくりくる黒髪の少女。
いつも高木と行動している。紫湛荘内で進藤が襲われるのを目撃し第2・第3の事件を起こした。
下松 孝子(くだまつ たかこ)
演 – 大関れいか
社会学部 3回生。映画研究部部員。
明るく強か。ふわふわのパーマをかけた金髪をポニーテールにし、きっちりメイクを施している。
重元 充(しげもと みつる)
演 – 矢本悠馬
理学部 2回生。映画研究部部員。
特殊な映画のマニア。縁の太い眼鏡をかけた肥満気味の男。
七宮 兼光(ななみや かねみつ)
演 – 柄本時生
映画研究部 OB。ペンション「紫湛荘」のオーナーの息子で、毎年映画研究部に合宿の場所として紫湛荘を提供している。父親は映像制作会社の社長でもある。
小柄。顔立ちは整っているが、肌が白く、目や口と言ったパーツが小さく、仮面でもかぶっているかのような印象を与える。
出目 飛雄(でめ とびお)
演 – 塚地武雅
大学 OBで、七宮の友人。前年の合宿にも参加。
ぎょろりとした目つきで、両目の間が広くモヒカンに近い髪型をしているため、魚類のように見える。
立浪 波流也(たつなみ はるや)
演 – 古川雄輝
大学 OBで、七宮の友人。前年の合宿にも参加。
オールバックの髪を後ろで結んでいる。ワイルドな二枚目。
その他
管野 唯人(かんの ゆいと)
演 – 池田鉄洋
紫湛荘の管理人。勤めていた東京の会社が倒産したため、去年の11月から知り合いの伝手で管理人の職を得た。
眼鏡をかけた誠実そうな雰囲気の男で、三十前後に見える。
浜坂 智教(はまさか とものり)
儀宣大学の生物学准教授。公安の家宅捜査を受けた際、研究資料と共に姿を消した。
班目 栄龍(まだらめ えいたつ)
岡山の資産家。研究機関「班目機関」の創設者。


主演の神木隆之介氏は、

我が次女が幼少時に所属していた「セントラル子どもタレント」の先輩でした。

(彼は、元SMAPの中居くん主演のドラマで注目され、次女が所属当時、いわゆるセントラルの1群選手でした。次女も所属翌年後、1群クラスに格上げいただき、オーディション等で神木母子とご一緒することがあり、隆之介くんの愛くるしい性格と、お母様のきちんとされておられた姿勢から、子タレ(子どもタレント)の母としての学びを感じ取っていました。)

そうしたご縁もあり、映画を拝見すると、

「あの、地下鉄の駅名をそらんじていた隆之介くんが!」

という感慨深さを感じつつ、コメディ路線も無難にこなす現在の演技に、

さすが! と感じるのでございました。

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原作は、今村昌弘氏。

ミステリランキング驚異の4冠 !
シリーズ累計50万部! ! 映画化 !

デビュー作にして5冠達成 !
待望の文庫化 !!
21世紀最高の大型新人による前代未聞のクローズド・サークル

豪華キャストによる映画化!
監督:木村ひさし脚本:蒔田光治
出演:神木隆之介 浜辺美波 中村倫也ほか
2019年全国東宝系にて公開

神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通うもう一人の名探偵、剣崎比留子と共に曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、ペンション紫湛荘を訪れる。初日の夜、彼らは想像だになかった事態に見舞われ荘内に籠城を余儀なくされるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。たった一時間半で世界は一変した。
数々のミステリランキングで1位に輝いた第27回鮎川哲也賞受賞作!

というミステリー作家のエースです。

 

「ゾンビ」が主軸なため、横溝正史チックや、名探偵ホームズが 好みの私 には、ファンタジーではありましたが、

神木隆之介氏はじめ、浜辺美波ファン・中村倫也ファンにとって、彼らの新たな魅力を引き出した作品として高評価と思います。

原作と映画の違いについて、批判的意見多しの映画でした。

予告で、ゾンビを隠していたために、裏切られた要素が大きかったように思います。

私も、ある日活プロデューサーの取材時に、撮影中の映画が「ゾンビ」であることを、チラッと見え隠れする文章を出したところ、

すぐさま、NGを喰らいました!

映画業界では、ゾンビはある種、お約束であり、公開までマル秘案件のようです。

たしかに、「ゾンビ」であることで、どんな不都合も隠し通すことができるので、公にはご法度な案件なのかもしれません。

 

当時の昭和 角川小説(特に 横溝正史  ファンでした)には、「ゾンビ」のキーワードは見受けなかったので、

(ホームズやルパンにもなかったと思います)

いわゆる、後出しじゃんけんチックでありながら、エレベーターや、部屋の密室殺人(全体がゾンビに囲まれた逃げ場のない密室です)の謎解きは、それなりに面白みを感じます。

 

とはいえ、神木隆之介氏と(たとえゾンビになったとしても)中村倫也氏との師弟愛的な絆でによって、

この映画は、作品として成立したと感じました。

つまりは、神木隆之介氏の演技が、未熟な監督(ラストの中村倫也ゾンビ復活劇)を救った作品であったともいえます。

 

「ゾンビ」つながりでありますが、同じく 神木隆之介 氏 主演 「桐島、部活やめるってよ」をご高覧くださいませ。

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小幡万里子の観た映画の感想を主にお届けいたします。

スラッグに movie ではなく Motion picture という言葉を使ったのは まさに 映画の力を 皆様に伝えたいからです。 小幡万里子の感性が少しでも残せることを願います。

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小幡万里子の観た映画 感想・意見(おこがましいですが・・・ (〃´∪`〃)ゞ)

 

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