2004年3月9日(水)
『ねずみのとうさんアナトール』 イブ・タイタス/ポール・ガルドン 童話館
アナトールはパリの近くの小さなねずみ村に、
妻と6人の子どもたちと暮らしていました。
毎日夕闇がせまると、自転車で走ります。
家族のために食べ物をさがしに行くのです。
なまけ者のトミーは、電気じかけの家に住んでいます。
朝ベッドから起きるのも、お風呂に入るのも、服を着るのも、
食べるのも歯をみがくのも、すべて機械じかけ。
ところがある嵐の日、停電になって……。
これ『ものぐさトミー』を読めば、ウケることこの上無しなのですが
朝自習を使っての読み聞かせ。
授業時間まで、ものぐさトミーを引きずってはいいことないと思い、
じっくりと聞けるアナトールを読みました。
最初に、3月の水曜日、金曜日という時間をいただき、5回で完結ということだったので
もう少し回数があればぜひ読んでみたい『ものぐさトミー』でしたが
面白い作品は誰でも自分で読めるので、あえて、アナトールで
耳を傾けられる本を選択したのでした。
子どもたちは集中して聞いていました。
前2回、授業に入る前の楽しくホッとできる時間を経験していたので
少し長めのおはなしも、しっかり集中できる基盤ができていたのかな?とも思います。
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