2004年3月11日（金）
『光の旅 かげの旅』 アン・ジョナス 評論社
表紙をひっくり返すと あら、不思議？？？
裏表紙もひっくり返してみるよ～？？？
中身はもっとすごい！
これは、ものすごく新鮮な本だと思います。
ストーリーを追って進んで行くと、
ラストのページで「本をさかさまにしてごらん！」
するとすると、
再びストーリーに戻っていきます。
子どもたちは、唖然としながらも、
自分が正面から正しいと思って見ていたものが
さかさまにすることによって（しかもページは戻っていくのです）
別のものが見えてくる という経験をします。
遊び心の中から、角度を変えて（あるいは、全くひっくり返して）
見る
そんな堅苦しく思わずとも、
楽しみの中から気づく子もいるのかもしれませんね。
『まさかさかさま』（１～５） 伊藤文人 新風舎
どういうわけか言うことをきかない曲芸のへび、
ひっくり返すとマフラーをまいた旅人の帽子にとまった青い鳥。
あらあら不思議、ひっくり返せばまったく違う絵が飛び出してくる!
まるまる一冊ぜ～んぶさかさ絵の絵本。
さかさまにすると、まったく違うものに見える。
そんなワクワクする時間を過ごしました。
回文（上から読んでも下から読んでも同じ）も楽しいけれど、
絵がひっくりかえるのも楽しいですよ～。
この時、
「もしも、みんなもひっくりかえして別なものに変わったよ～。
って発見したら教えてね。」
と、教室を去ったら、次回の読み聞かせの時に
黒板に絵を描いて教えてくれた男の子がいました。
ちっちゃなきっかけが、
探究心のきっかけにもつながってくれる。
すっごくすっごく嬉しかったです☆
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