2004年3月2日(水)
It was missing a piece.
And it was not happy.
So it set off in search
of its missing piece.
And as it rolled
it sang this song-
Oh I’m lookin’ for my missin’ piece
I’m lookin’ for my missin’ piece Hi-dee-ho, here I go,
Lookin’ for my missin’ piece.
『続 ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い』 シェル・シルヴァスタイン 講談社
The missing piece sat alone
waiting for someone
to come along
and take it somewhere….
Once there was a tree … and she loved a little boy.
シルヴァスタインは絵がいいです。
と、断言してしまいますが、長く残っている絵本は、どれも絵がいいです(笑)
『ぼくを探しに』『ビッグ・オーとの出会い』の2冊を読みました。
男の子の方が、この簡単に見える線描写の絵本を気に入ってくれました。
読み聞かせが終わると、教室に1週間ほど、
読んだ本を置かせていただいて帰ります。
後から、自分で手に取って読んでみたいと思う子どものためです。
この後、担任の先生にお聞きしましたら、
男の子が大変興味を持って何度も読み返していたそうです。
『おおきな木』は同じ作者 シルヴァスタインの作品であることを紹介し
こちらは、時間の制約もあり、読むことはせず、
教室に置いておかせていただいて帰りました。
次女をはじめ女の子は、こちらの絵本を手に取る子が多かったそうです。
男の子は、自分で自分の分身を探しに出かけ
女の子は、与えてくれるものに惹かれるのか~
あるいは、逆に、与えることに幸福を感じるのか~
そんなことを思うのも、読み聞かせをさせていただく醍醐味ですね。
シルヴァスタインは、どちらかと言えば、おとなが読んで
ウンチクを語るに適した絵本でもあるかもしれません。
素直に受け取るもの良し。
そこに人生や哲学を感じるのも良し。
でも、読み手の心に残る絵とことばが
単純な絵(線)とことば(文字)に集約されていることは
誰もが感じるのではないでしょうか?
今夜は『おおきな木』のように、誰かを守ってあげたいと思う夜です。
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