もうすぐ、会社のお引越しなので
とにかく、次々と、いろいろなことが
勃発しておりまして
叱られたり(それも、有り難いことです)
走り回ったり(廊下は走っちゃダメって先生に叱られそう)
ぶつかったり
転んだり
擦りむいたり
と、必死に過ごしております。
胃が痛いのか(それは飲み過ぎ?)
心臓が痛いのか(それは飲み過ぎ?)
膵臓が痛いのか(それは飲み過ぎ?)
腎臓が悪いのか(それは飲み過ぎ?)
子宮が痛いのか(それも飲み過ぎ?)
って感じで、胃薬とバファリンが
日々の友人状態ではありますが
とりあえず
今日も
笑顔で頑張っておりまする。
で、今日は、自宅の最寄り駅に着いたのが9時近く・・・
電車を降りると
Nのマークで有名な日能研リュックを背負った女の子3人。
6年生ではないな・・・
5年生?
それとも、4年生くらい?
エスカレーターで降りる時
一人の女の子が傘を落としました。
エスカレーターが動いているので
危なくて、すぐに拾ってあげて
手渡してあげると
なにも言わずに、受け取るなり
素知らぬ顔で、エスカレーターを降りて行くのです。
もしも、その子が自分の子どもだったら
「こういう時は、なんて言うの?」
「ありがとうって言うんだよね」
って、言っていたのだと思います。
普段の私だったら
「あれ?こういう時、なんていうんだっけ?」
って、きっと、言葉をかけていたのでしょう。
でも、今日は、かなり疲れてしまって
そんな言葉を出したとしたら
いつものようにユーモアを込めた声で
その言葉を言うことができなかったでしょう。
ちょっとね。
内臓が痛くて・・・
気持ちの余裕が無くなってしまっていた自分を悔やんでいます。
先日。
今時の高校生には珍しい
眉毛をそり落とした
ヤンキー3人組の男子高校生が
私の座った座席の隣に座りました。
その時、中身の入ったペットボトルが転がっていて
一人の少年が、そのペットボトルを
自分の座席の下に立てて、置きました。
一人の男の子が
「お前、それ、そんなとこに置いてどうすんだよ」
と言いました。
「床を転がってるよりいいじゃん!」
と、眉毛の無い少年が言いました。
そして、私は
飲んだくれて吐いたらいかんと
持ち歩くようになった
(電車の中では吐きません)
~今まで、2度ほど、限界まで飲みましたが
でも、それは、信頼できる人と一緒だったからで
普段は決して、無茶な飲み方はいたしません~多分・・・(汗)~~
ビニール袋を鞄から取り出して
「そのペットボトル、私が降りる駅で捨てるから・・・」
と、その中に入れてもらいました。
座席の下にボトルを立てた少年は
ちょっと、頬を染めて私の持ってるビニール袋の中に
ペットボトルを入れながら
「勿体無いっすよね」
と、言うので
「でも、私は、飲まないけどね~(笑)」
と、彼らを笑いの壷に落とし込みました(爆)
疲れていても
そんな余裕のある自分が好きなのですが
今夜は、ちょっと、笑顔で声をかけられなかった自分が哀しい。
で・・・
日能研に通う少女というのは
いわゆるお勉強のできる子です。
点数の取れる子。
いい成績の取れる子。
だけどね・・・
拾ってもらった傘を手渡されて
「ありがとう」が言えない教育を受けているのだとしたら
ちょっと、背中が寒くなります。
今朝…
お高そうな背広を着たサラリーマンが
傘を垂直に持たず、地面と平行に傘を持ち
階段を上り始めました。
ちょうど、私の胸のところに傘の先が当たって
私は、「いたっ!」と叫んでしまいました。
そのサラリーマンは、われ関せず・・・という顔で
階段を上って行き
私は、胸を押さえて階段を上りました。
それを見ていた人もいるのではないかと思ったのだけれど
朝の、通勤時間…
誰も、そんなちっちゃな出来事に
気づいた人はいなかったのかもしれません。
左胸だったら心臓だったから
右で良かった~なんて、思えるほど
私は、寛容な人間ではないので
痛みよりも、哀しみが大きく心の中に広がってしまいました。
今朝・・・
そんなことがあって
人間なんて、誰かを知らず知らず(?)に傷つけて・・・
どう考えても、傘は凶器になるのに
それを、凶器のように持ち歩く人もいて
それが、危ないことだとも思わない人もいて
傘の先で突かれた女がいても
誰も、気づきもしない
足も止めない…
そんな人ばかりなのかな…って
世の中って、ほんとうのしあわせって何かを
見ようとしない人ばかりなんだな…って
ちょっと、世を儚んでしまいました。
先日
父に、相談があり夕食を食べた時
なぜか、お仕事関係のおじさまがいらして
なにひとつ相談に乗ってもらえず
二人で、駅まで歩きました。
酔っぱらって寝ている大学生くらいの男の子に
父が
「おい!大丈夫か?」
と言いました。
先日
私の住む駅から自宅に帰る途中
青年が酔っぱらって
カップラーメンを抱えて
倒れていました。
「大丈夫?」
と聞くと
「はいはい」
と言うものの、心配で
交番に行って
「どこそこに、男の子が倒れているので
ちょっと見に行っていただけますか?」
と、言いました。
そんな自分と、父の姿が重なって
やっぱり、今夜
日能研の少女たちに
「こういう時って、ありがとうって言うと
すっごくレディだあ~って思われるよ~」
と、明るい笑顔を見せてあげたかったな・・・って
自分の余裕の無さを
恥ずかしく思ってしまいました。
心も身体も
いつも元気でいたいけれど
今夜の私は
ちょっとお疲れ気味でした。
そんなお疲れな万里子さんを
優しく包み込んでくれるような
優しさがほしいな…なんて
贅沢なわがままなのでしょうか・・・(笑)
お時間ございます方は、
今COCO にある ESSAYS IN IDLENESS – 徒然なるままに の
電車の中で の拙文をお読みいただけましたら幸いです。
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