ママって 物知り だね
次女が、そんな言葉を、
学校から帰って ポツリと 言った。
『姫』 (次女) と 身体の話をしていた。
と 言っても、
ママは 腸が長くて、
途中で ネジ曲がっているので
大腸ファイバーで 途中までしか カメラが入らなくて 苦労したの
めちゃくちゃ、痛くて、もう二度としないわ
なんて話を、お昼ご飯を 食べながらしていて…
母子の会話
で、『姫』は
食べたらすぐに
消化器官を 通り抜けるような 体質なので
「赤ちゃんの身体は 胃から 真っすぐに 腸が通ってるから
おっぱいを飲みながら、ブリブリ! って出ちゃうのよね
『姫』 は赤ちゃんの頃から 消化器官 が 素直 なのよ」
なんて 話をしていたら
「 ママって 物知り だね。 なんで ヒトの身体 のことを よく知ってるの?」
と聞く。
「よくは 知らないのだけどね。
(私の母を 子どもたちは 幼い頃に、おばあちゃんと呼べずに 「あ~ちゃん」 と呼んでいた)
ママって 物知り っていうより
あ~ちゃん が 病気になった時に、
あ~ちゃん の検査について 一生懸命に調べたのよ。
だって、
検査の中には 辛いものや 痛いものが あるからね。
どういうことが 辛いのか、痛いのか って 知っていたら
みんなも 痛かったんだな~ とか、
ここは辛いんだよな って、 少しは我慢できるでしょ?
知ってて、
やっぱり痛いな~ って わかることと
知らないで、
突然、痛みがくるのとは、
少しは 感じ方が 違うんじゃないかな? って。
だから
予め 知っておくってことは
大事なことじゃないかな? って思うんだ」
「お勉強もね。 『姫』は 計算問題は 嫌いでしょ?」
「うん。だって 応用問題の方が 解き方がわかれば 簡単じゃない?
応用問題は わかりやすい数字だし…」
「それは、たまたま 数学の先生が わかりやすい数字を 使ってるだけで
もっと ひねくれた数字や、分数や小数で 応用問題だって 出て来るんだよ。
その時に、解き方はわかっていても 計算で間違ってしまったら
それこそ、もったいないじゃない。
だから、
単純計算で つまらなくても、
やっぱりお 勉強しなくっちゃ って 思うんだよね。
『姫』はさぁ。
簡単なのに、プラス・マイナスの付け間違いや、つまらないミスをするでしょ?
何回も 計算練習をして、
自分は こういう時に こういう間違いを ちゃうんだなあ~って
気づくためには、
やっぱり、たくさんの練習をして、自分の間違えやすいところを
わかっていること って大事だと思うよ。
人間は いつでも 間違える生き物なんだ って思って
いつも、自分は 間違っているのかも しれないって
思うことって 大事じゃないかな?
テストでも、見直す時には、
間違っているって思いながら、逆から計算してみるとかね」
「だってぇ~。
『姫』は いつも正解だって思って 答えを 書いてるもん」
「それじゃあ。 自分の間違えてるところ もみつからないよね~。
間違えているはずだ~って
疑ってかからないと、 本気で 間違えたところなんて
みつからない ものね」
ママって 物知り なんかじゃないんだよね
いっつも、 いっつも、
自分に 自信がないから
これで いいのかな~ って、
自分に問いかけながら生きてるんだよね
知らないことはいっぱいあるし
本だって 世の中には いっぱいあって、
それらを すべて 読めるだけの 時間も 労力もないしね
だから、出会った本や、
出会った時、出会ったことを
大事に 大事に、押しいただいて
それを大事に 自分のものにできたらいいなあ~ って
思ってるだけ の ことなんだよね
そしてね
知ってることは、
教えてあげたい
って思うんだよね
知らなかったから、
間違ってしまうことをするって、
よくあることだからね
知っていたら、
最悪の状態を乗り切ることだって
できるのかもしれないしね
そして、
知っていたら、
すこ~し、気持ちに 余裕が 生まれるのかも しれないしね
『姫』は努力する子 で、
『お姉』は、やればできるのにしないのよね~
と言ったら
「じゃあ。 『姫』はバカな子みたいじゃない」
と言うので
「バカじゃないけれど、
やれば出来る子は いっぱいいるから
その子たちが一生懸命にやり出したら、
それ以上に 頑張らなくちゃいけないんだよね。
だから、
単純で つまらないことでも、
それを 一生懸命にやって
自分に足りないものを 知ってること は、
やっぱり 大事だと思うよ 」
今日は、
大事なことの 大安売り しちゃったけれど
知ることは 大事なことだ と思うの
役に立つか 立たないか
ではなくて、
やっぱり 大事なことは 大事だって
そういう感覚を 身につけてもらいたいな~ と 思った 次第
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お料理をする 母の愛情。
小中学校時代の 行事の時の 力の入ったお弁当。
大人になった 今 愛情ということが
なんなのか って ことが 見えてくるように思います。
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たった二人の娘をもつ 母親ではございますが、
二人の娘を 通じ、
たくさんの 未来の子どもたちの
キラキラする瞳が 大好きで、
いろいろなことを 子どもたちから 教えてもらい、
未熟な自分を 成長させていただきました。
働く女性の活躍は、
過去の女性の歴史の中で、
大事なことではありますが、
一日一日 成長する我が子を
母として見守りたいという 母性ある女性の姿も、
同様に大事なことだと、
私には 思えます。
敵対するのではなく、
互いに 受容する心の宙(ひろ)さを
女性 という 性 のデフォルトに できたらいいなと思っています。
文責 : おばた まりこ
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