国語の力

窓ぎわのトットちゃん

2006年8月3日

夏休み前に 次女は「 窓ぎわのトットちゃん 」を

小学校の図書室で みつけてきた。

窓ぎわのトットちゃん おすすめ本

 

窓ぎわのトットちゃん

 

窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子

 

ベッドで 眠る前に 読み終わり、

翌日 起きてきた 彼女は

「昨日、眠りながら 泣いちゃった。

トモエ学園が燃えて 校長先生が かわいそうで 夢でもみちゃった」

 

彼女が 本を読んで 泣いた~

のは 初めてかもしれない。

 


 

小学校から 受け入れてもらえなかった

さまざまな理由を持つ 子ども達を

温かい愛情と 子どもへの強い信頼をもって育んだ

トモエ学園の 小林宗作校長の

教育者としての姿 が 本当に素晴らしい。

 

電車の教室で、

あらかじめ予定されている 一日の勉強のうち、

自ら好きなものを選んで 帰るまでに

その予定を終わらせれば良いという 授業方法。

その中で 分からなければ 先生に聞きにいく。

理科の実験をする子もいれば 算数をする子もいる。

席も 毎日決められた席ではなく、

朝、自分で好きな場所に 座ればいい。

 

そんな小学校。

通ってみたいと思いませんか?

 


 

好きなことだけを するのではなく

やるべきことは 自分で 配分する力

分からないことを 自分で判断し 先生に聞きに行く力

 

学習するって 本来 そういうことかもしれません

 


 

小さいときから考えてきたこと 窓ぎわのトットちゃん

 

「小さいときから考えてきたこと」をみつけ

彼女に トットちゃんが書いた本 読む?

と聞いたところ、

読んでみたいと言うので 購入しました。

 

大人になった 黒柳徹子さんの エッセイ。

ユニセフで 親善大使をし、

地雷が埋まっている地や 内戦の続く土地を 訪れる

おとなになった 窓ぎわのトットちゃん

 

世界の 13パーセントの子どもが 教育を受けられ

実に 残りの87パーセントは 教育を受けられずにいる

という現実。

 

日本は 本当 に恵まれた環境にいる

 

アフガニスタンでは 女子教育を 行うために

隠れた場所 で子どもに 教育を教え、

それを受ける 子ども達がいる。

勉強することが 勉強ができる環境が あることに

感謝している 子ども達がいる。

 

 

これらの本を読むと 本当に学びたい~ と思う気持ちは

どこから 湧き出るのだろう。

本当に 自ら学ぶということは どういうことなのだろう~

と、改めて 考えさせられる。


「大人達は ノーホープ と言うけれど」

「世界の子どもたちを見て 私は 確信しました。

子どもというものは、本当にひどい状況の中でも

前向きに 生きて行けるように、

神様から 力が 与えられていると」

 

ちょっと、難しい 大人のお話も載っていて

次女は、ただ今 少しずつ 読み進めている模様。


※ 黒柳徹子さんのWEBサイト 『トットちゃん

黒柳 徹子 Wikipedia
(くろやなぎ てつこ / 1933年(昭和8年)8月9日- )は 日本の女優 / 司会者 / 作家。
愛称はトットちゃん / チャック。

日本でのテレビタレントの先駆けとして、長年に亘り 第一線で活躍。
現在に至るまで 唯一テレビ番組のレギュラーを継続して持ち続ける テレビ放送史を代表する芸能人の1人である。
現在、同一司会者によるトーク番組の最多放送世界記録保持者として 記録更新中。

『徹子の部屋』や『NHK紅白歌合戦』などの司会業 / 累計800万部を記録し、戦後最大のベストセラーとなっている『窓ぎわのトットちゃん』の著者 / 長年ユニセフ親善大使を務めていることで知られる。
所属事務所は(有)吉田名保美事務所。

 


1981年初版の 窓ぎわのトットちゃん

私の初見は 中学生になってから。
その時代のベストセラーとして 一家に一冊あったのでは?
と思えるようなブームでした。

「こんな小学校に通いたい!」

誰しもが そう思ったのではないでしょうか。

「自分を絶対に信じ続けてくれる両親だったらなあ」

それも 誰しもが感じた思いではなかったでしょうか。

そんな夢のような学校が 実在し

そこで成長したこどもが 大人のトットちゃんになりました。

日本人の学歴は上がり 生活も 文化も 科学も 技術も

トットちゃんがこどもであった当時よりも

ずっとずっと良くなっているのに

理想の学校は もっともっと遠くになってしまっているように感じます。

 

子育てをしている大人になった自分。

理想を実現する力を惜しんではいけないなと思います。

 


主に これまでに読んだ本の感想等を 下記のカテゴリーに 記載しております。
ご興味ある方は ご高覧ください。

国語の力

 

You Might Also Like

No Comments

Leave a Reply