中学3年 社会(公民的分野) 暮らしと経済
素晴らしいのが、板書。
とにかく、図をひたすらに書きまくり
たとえ授業を聞かずとも
この図をしっかり書いていたら
後で、理解もするだろう〜という感じ。
生徒達も、これまた、ノートに向かって
たくさんのカラフルなペンを使って
美しいノートを作成する。
スーパーに、どれだけの商品が入っているか
線で結ぼう〜というプリントには
御丁寧に、定規を使って、生徒達は、きっちりと
美しい扇のような図を作り上げる。
参観しながら、もらったプリントに
フリーハンドで、バッサバッサと線を引く私は
繊細な生徒と比べて、自分が酷くがさつな人間のように思えた。
けれど、それが、そんなに大事なものとも思えなくて(笑)
線を引くのに、時間をかけても意味無いのでは?なんて
思ってしまう。
「自分がハンバーガーショップの店長だったら?」
儲けを出すために、どうする?という授業。
「ジュースを薄くする」
「ポテトの量を減らす」
どうも、そういう意見ばかりが出て
商売とは、利益を得ることが目的であっても
それだけではないだろう〜という気持ちになってしまう。
今の世の中の、薄汚い影の部分は
中学生にまで、滲み込んでいるのだと思うと
ちょっと、哀しくなった。
商売は、何かを売ることで、誰かの役に立ち
その喜びとともに利益をいただくことができるのだと
そういう気持ちを、学んでもらたいな〜と思った次第。
社会というのは、本当に、教えることの難しい教科だと思う。
けれど、たくさんの教科との関わりを持つこともできるのが
社会科の醍醐味。
それを、生徒に伝えてもらいたいな〜と思った。
(2006年 11月)
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