研究授業その6 1年生 数学 2006年 9月 1年 数学 文字と式
1次式の計算
例題 2(x+3) + 3(2x+1)
に ついて イメージさせるために
袋に入ったりんご(x) と
お金(数字)として 説明。
りんご1個 と 3円の袋 が 2袋。
りんご2個 と 1円の袋 が 3袋。
合わせて りんごは? お金は?
という 説明。
その後
3(3x-4) – 5(3x+4) をさせる
どこから 計算を 始めるか
分配法則 は できているか
積の符号 は どうなるか
文字の計算 は できているか
正負の数の加減 は できているか
そして 練習問題
をやらせ、
最後に
1/2(2x-4) + 2/3(3x+6)
(4x-2) ÷ 2 – (6x-15) ÷ 3
の分数
割り算
を使った 2問。
子ども達は とても 静かで、
分かっているのか いないのか
反応の薄い生徒が 多かった。
が、
私自身、
この授業に 工夫があるのか
疑問を持って 帰って来た。
実は この授業は 小人数で40人中、 半数 に 分かれている。
最初の例題も、
袋の中に りんごと お金を入れたものは、
すべてプラスであるから
できるイメージで
そこに マイナスの入る時
どのように 具体化したイメージを もたせるのか?
また、
途中途中で 「分かった人?」
という
質問を 問いかけることが多く、
先生自身
「生徒が 理解出来てるのか 自分にも 分からなかったので 問いかけた」
そうだ。
ご自分の授業に 自信がないのだろうか?
と、
逆に受ける方が 不安になってしまう。
私の 中学時代には
前と後で ひとつのかたまりと 考えて 計算をした。
3(4x-2) と 5(2x+6) を それぞれ計算し、
その後
前項 – 後項 という計算をする。
その時に、
後の項の符号を 変えていく。
が、
現在は -5を 後の項にかけていく形で 符号を変えていく。
実は 我が娘も、
ここで 符号を書き間違えることが多いので、
その辺を聞いてみた。
(丁度、2年3年の 数学教諭も 参観していたので)
「カッコの前の数字をかける というやり方で 教科書にも出ているので そう 教えています」
とのことだった。
それにしても
「カッコの外し方や 四則計算が 分かっていない生徒が いるのですか?」
と 聞くと
そうだ と いう答え。
小学校の算数を きちんと理解出来ていない 生徒が
1/3 ほど いるのだと 言う。
小学校終えて 半年だから〜とはいえ、
そんなレベルなのだろうか?
「やっぱり計算を 何度も 繰り返すことによって、
やり方を 身につけていく部分が ありますよね。
宿題は 出されないのですか?」
と 尋ねると
「宿題は 出していません。」
との答え。
「家庭で 自主的に やれる子はいいですが、
そうでない子どもが 多数だと思います。
多少は 計算力をつけるためには
必要な部分が あるのではないでしょうか?」
と 教育ママごんのようなことを 言ってしまった。
それにしても
せっかく 小人数クラスに 分けた意味が あるのだろうか?
という 疑問が 残る。
練習問題のできた者から
先生に 回答を 持ってくるのだが、
その時は 活発に 質問する生徒が多く
このために 時間を使えるということは
小人数ならでは〜 なのだと思う。
が、
せっかくの半数という数を生かして
もっと 積極的に 生徒に 発言させるとか 黒板に出させるとか
工夫があっても いいのではないかな〜 と感じた。
3年生の数学と 比べてはいけないが、
本当に
3年生になった時
その数学のレベルまで 持って行けるのか〜
ちょっと 不安になってしまった。
現在の3年生は、
今の 数学の先生が 3年間教えているそうだ。
この数学の先生は、
教え方も上手で
私も 授業を参観して そう思う。
そして 何より
頭のいい先生だ
この検討会の司会をされている時も、
発言者の意見を 寸時にまとめ
分かりやすい言葉で提案に持って行くことが出来る。
今までの 司会をされてきた先生の中で、
もっとも的確に 質問の意図を示し
授業者へつなげる姿は
あっぱれ! という感じであった。
さすが 数学の先生
論理的! と思ったけれど、
誰もが そう できるものでも ないのだろう。
我が娘は、
良い先生に 教えてもらう機会に 巡り会えて良かったが
(なんせ 2年の時は ??? だった)
こうなると、
小学生の 下の娘の方は 大丈夫だろうか?
と不安になる。
今のところ 算数は 小人数に分かれ、
単元別に 算数専門の担当教諭の時と 担任と分かれる。
担任の時は 分からないが、
専門の先生の時は 分かりやすいと言う。
これは 担任の教える単元は
しっかりと 見てやらねば 大変なことになるのでは〜と
ドリルを 用意した。
この小学校の担任は、
社会は テレビを見せ、
自習で 自分で 教科書をまとめ、
テストだけしている。
理科は 担任一人が 演示実験で プリントを配り
おしまい。
国語は この1ヶ月 なにもしていない。
小学校は 一体 何をしているのだろう
中学校で 起きていることの 根本の原因は
すでに 小学校にあるのではないかと
すっごく 不安な 私。
(今日の研究授業は 「それにしても」 が つい 出てきてしまうものだったわ)
( 2006年9月 )
お時間ございます方は、こちらも ご高覧ください。
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