憎まれママの子育て日記

恩に着ます

2007年1月22日

恩に着ます は いつの時代の 言葉でしょうね。

こんにちは。

クラブマネジメント の 小幡万里子です。

次女が 中学 1年生の頃のこと。

あまり 学校での話を しなくなりました。

ま。

そういう時も あるわよね~

と。

ちょっと 寂しく感じてた 私です。

ベッドの中の 次女が、

髪を乾かす 私に こう言いました。

「ねえ~。 ママ。 あのね~、 今日ね~」

「うん」

「『姫』 (我が家では 彼女を こう呼んでおりました)の机、 汚れてて お友だちが ティッシュくれたの」

「うん。 よかったね」

「それでね。 恩に着ます  m(_ _)m って言ったの。 そしたら 先生が 噴き出したの」

私も 爆笑!

「なんで 笑うの~!」

「いやあ~。きっと、それ。 ママが 使ってると 思われたかもしれない」

「おかしい 言葉だった?」

「お友だちには 通じた?」

「うん」

「じゃあ。 いいんじゃない。 ありがとうの気持ちが 通じたなら。 それでいいと 思うよ」

恩に着ます

昭和はおろか、 明治、 大正?

昭和生まれの ママは 古い女です~

平成生まれの 次女に 言うと

「姫の 阿呆さは ママ譲りだね」

「阿呆さ(あほうさ)」

と 使う時点で、

ママの時代を 超えていると 思うのですが…

私でも 滅多に 使わぬ この言葉たち。

いったい、

どこで 身に つけているのでしょう?
(多分、私の 血のせい?)


恩 (おん) に ◦ 着る

受けた恩を ありがたく思う。

【 補説 】

「恩に着ります」 とするのは誤りで 正しくは 「恩に着ます」。

「恩にきります」 と誤用されている例が 見受けられます。

音だけを聞いて 「おん – に – きる」 の 「きる」 から 「切る」 という字を思い浮かべ、

その丁寧語の 「切ります」 から 「恩に 切(き)ります」 という 誤用表現に つながったようです。

「着る」 を 「身に引き受ける」 という意味で用いることは、

日常生活では 少ないかもしれませんが、

慣用句の意味が きちんと分かっていれば 誤用することもなくなるでしょう。

※ 引用 虎明本狂言・ 禰宜山伏 (室町末‐近世初)「それは人のおんにきぬ、めんめんのたてはでおりやる」

大蔵虎明本 狂言集総索引〈全八巻〉3 聟類・山伏類 : 著者(編者) 北原保雄 / 小川栄一 編

『大蔵虎明本狂言集』は、 大蔵弥右衛門虎明が寛永十九年(一六四二)に書写した 大蔵流狂言の祖本であり、 室町時代末期から江戸時代初期にかけてのころの 狂言の状態、 あるいは 当時の国語の実態を知る上で、 きわめて貴重な資料である。 本索引は、 『大蔵虎明本狂言の研究本文篇』(池田広司・北原保雄著、表現社刊)を底本として 、部類ごとに作成された総索引である。

大蔵虎明本 狂言集総索引〈全八巻〉7 集狂言之類 判型 A5判上製函入 頁数 148頁 刊行日 1986年5月30日

 

この 「 恩に着ます 」 の 最古(?)の引用 虎明本狂言 編者 は かの

かつて 「明鏡さんに聞いてみた」 と言われた 明鏡国語辞典 編者の 北原保雄 氏である。

https://www.taishukan.co.jp/book/b197673.html

実は、私。

初版の明鏡さんを持っています。

 


この出会いと、時間を 共有してくださった方がたに
心から 感謝です。

今日も一日… ありがとう。


 

お時間ございます方は、

過COノCO途 にある The Way We Were – 追憶

拙文を お読みいただけましたら 幸いです。

 

特に 憎まれママの子育て日記 を テーマに記した 拙文については こちら を ご高覧いただけましたら幸いです。

 


亡き弟が とても大切に思ってくれた 長女 が

亡き母と 弟が 新規事業を起こすために

奇遇にも 長女の生誕の年に 会社を創業しました。

それが ピュア株式会社 です。

手前味噌ではございますが とても優しく そして 精神の美しい PURE な 女性に育ってくれました。

亡き母 亡き弟 の 愛情を一身に受け 素直に成長した結果と

二人の愛情の深さに 心から感謝しています。

 

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