憎まれママの子育て日記

こんにゃくゼリー事故 の判決に思う

2010年11月17日

こんにゃくゼリー事故 の判決が 2010年11月17日に出ました。

こんにちは。
クラブマネジメントの小幡万里子です。

本日、平成20年に起きた
祖母が孫の男児(1歳11カ月)に 凍らせて与えた
こんにゃく入りゼリー を半解凍状態で食べようとして
のどに詰まらせ、意識が回復しないまま約2カ月後に死亡した
こんにゃくゼリー事故 裁判の判決が出ました。

裁判所:裁判例結果詳細 事件番号 平成21(ワ)278

https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=80901

事件名 損害賠償請求事件

裁判年月日 平成22年11月17日

裁判所名・部 神戸地方裁判所 姫路支部

判示事項の要旨
1歳9か月(当時)の子がいわゆる こんにゃくゼリーを食べた際に
これをのどに詰まらせ死亡した事故につき,
両親がこんにゃくゼリーの設計上の欠陥による
製造物責任及び不法行為に基づく損害賠償を製造会社等に対し求めた事案について,
こんにゃくゼリーは通常有すべき安全性を備えており
製造物責任法上の欠陥はないとして,請求を棄却した事例

(原告の主張した設計上の欠陥、包装袋の警告表示の欠陥、不適切な販売方法の3点いずれについても製造物責任法上の欠陥を認めず、請求を棄却)

全文:
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/901/080901_hanrei.pdf

厚労省:こんにゃく入りゼリー事故に関する注意情報について

https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/chissoku/jimu081022.html


我が子が死亡するというのは
本当に悲しいことです。

自ら、中絶を選択した女性であっても
たとえ人間の形状をしてなくても
自分の中の命を死亡させたことに
深い悲しみを一生持ち続ける人もいます。

けれど、それは、いくら悲しみを覚えても
ある意味で、自分の責任でしょ?
と思わずにはいられません。

(もちろん、レイプは犯罪ですが)

こんにゃくゼリー事故 (こんにゃくゼリーによる窒息事件)は
これまでに実態以上にマスコミに取り上げられ

日本中のほとんどの人は
子どもに食べさせてはいけないということを
啓蒙されているはずです。

こんにゃくゼリー事故 日テレ
日テレニュース

以下の
東京都福祉保健局

指導者用「乳幼児の事故防止教育ハンドブック」

は、とても優れた啓蒙活動の冊子だと思います。

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/nyuyoji/jiko_kyouiku.html

国民生活センターでは
10歳ぐらいまでの子どもには食べさせないように
と呼びかけ、それでも食べさせたいなら

① 親が先に食べてみて、舌で簡単につぶれるか確かめる
② 親が小さく切り、スプーンで与えることが必要であるとしています。

つまり、保護者として
乳幼児の危険を回避するための
保護者としての義務を放棄していたとも
言えるのではないでしょうか。

子どもは、特に乳幼児は、訳の分からない動物と一緒です。
だからこそ、生存させるために
親は、心身を我が子のために費やすのです。

親は、知らなければならないことがあるのです。

ピーナッツを与えてはいけない。

子どもは煙草の誤飲が多い。

パチンコ玉なんて、絶好の子どものえさ。

そんなことは、何十年も何百年も前から
親として気をつけなければならないこととして
親から子へと伝わってきていたはずです。

その自らの責任を回避するために
損害賠償を求める行為は愚かであるし
自らの責任で失った我が子の命に
お金を請求することは
言葉は悪いですが
当たり屋か保険金詐欺のように感じます。

最初の事故が起きた時
製造を中止し、その後、販売中止を求める声と
再販売を求める声とが寄せられました。

その上で、警告を記して再販の道が選ばれました。

私は、別にこんにゃくで痩せられるとも思っていないし
こんにゃくゼリーを美味しいとも思わないので
あっても、なくても構いません。

食べるものは、自分で選べるものなのです。

アレルギーのあるお子さんをお持ちの家庭が
牛乳や卵などのアレルゲンを
親の責任の上で、除去食を選ぶように
こんにゃくゼリーも同等のものです。

食べるもの、着るものをはじめ
見るもの、聞くもの、口にするもの、触るもの、香り・・・

子どもの五感に関わるもののすべて
親の選択にかかっています。

与える言葉・・・ 文章もまた
幼いうちは、親からの 日々の命の贈り物 だと思ってもらいたい。

11月24日(水)11:00より
『ワンコイン(テキスト)でできる最高の子育て』

乳幼児をお持ちの親御さま。
小学生中学生をお持ちの親御さま。
また、教育に関わる皆さま。

30年という時を超えて、読み継がれる
『君たちは偉大だ』 https://amzn.to/4fIuy4k の作者
百瀬昭次先生とご一緒に
お子さんに与える言葉の
命感じる贈り物について学びませんか?

Youtube 「子育てママの勉強会」

24日にお越しいただいた方には

東京都福祉保健局の
指導者用「乳幼児の事故防止教育ハンドブック
も、プリントアウトして
命の贈り物の一つにしたいと思います。

どうぞ、株式会社クラブマネジメントまで、お気軽にお問い合わせください。

この出会いと、時間を共有してくださった方がたに
心から感謝です。
今日も一日…ありがとう。

 

参考 : 内閣府発表 農林水産省 「こんにゃくゼリーに関する業界の取り組み状況」 PDF

失敗学会 失敗事例 「こんにゃくゼリー」

2022年 日本小児学会 「こんにゃく入りゼリーの誤嚥による窒息」


お時間ございます方は、

過COノCO途 にある The Way We Were – 追憶

拙文を お読みいただけましたら 幸いです。

 

特に 憎まれママの子育て日記 を テーマに記した 拙文については こちら を ご高覧いただけましたら幸いです。

 

 

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