学びの原点

中学校の通信簿

2007年3月20日

 

中学校の通信簿 を大切にもっている人は どのくらい いるのでしょう?

私の卒業した 中学校は 荒れに荒れた 中学校

 

というか、

私たちの学年が 最悪の学年だった。

「金八先生」の「腐ったみかん」が 有名になった

校内暴力の代名詞となるような 学年だった。

卒業式には 私服警官が参列した。

そんな中学時代ではあったが、

1年生の頃は みんな かわいいものだった のだけどね。

 

1年生の担任は 教師になって3年目。

 

数学の熱血先生だった

(元木靖則先生。東京都の教育委員会とか、校長先生にもなられてます)

まだ、25,6歳の若い先生。

でも、12歳の私から見ると、とっても おじさんに思えたものだ。

 

今で言う「熱い」先生で、

合唱コンクール前は 朝練、 放課後練と 常に私たちの指導に当たり、

顧問をしているバスケ部の先輩たちが 嫌味を言ったものだった。

そう。

合唱と言えば 「大地讃頌」!

先生は 舞台の袖で 私たちの歌を聞き、号泣していたそうだ。

そうして 見事に 優勝☆

 

その喜びを表し、教室に戻ると 「エーデルワイス」 を 歌ってくれたのだ!

そういう記憶は、ずっとずっと 消えないね☆

 


 

中学生になって 初めてのゴールデンウィーク。

砧ファミリーパーク で、クラスのみんなを誘い、

ドッジボール大会をした。

真っ黒になった 私たちを、先生の豪邸に 連れて行ってくださり、

(元木先生は、成城学園の「元木組」という建設会社の御曹司だった!)

ジュースを ごちそうしてくれた。

この担任の先生は 2年生でも 担任を持ってくれた。

 


 

3年生になった時

やたらと 不良の生徒を 可愛がる 英語担当の 50代の先生。

(忘れもしない 増田先生)

眉を剃った男子や、 スカート丈は 引きずるような長さの女子。

パンチパーマの男子に パーマをかけた女子。

トイレで煙草は吸う。

根性焼き とか言って、煙草を腕に押し付けて 火傷をして喜ぶ (アホか!

裸のカミソリを 10円玉2枚で 挟み、 いつも持ち歩いている。

学級の 1/2 は、そんな生徒ばかりが集まり、 1/4 がおとなしい生徒。

残りの 1/4 が 他のクラスと 成績を平均にするために 入れられた 私たち … いわゆる優等生

 


 

最悪の1年だった

授業中は 騒がしく、 先生の声など 聞こえない。

仲の良かった おとなしい女の子は、

不良女子たちの イジメを受け、

(壮絶なイジメで) その子は 学校に来られなくなった。

 

私は その不良女たちのやり方に 怒りを感じ、

そいつらが 彼女の机に「死ね!」と 書いた

同じ言葉を、 そいつの机に 書いた(!)

↑ よいこの皆さんは 真似してはいけません。 やられたから やりかえすのも よくありません (苦笑)

 

そうして 私は、そいつらに呼び出され、

3対1 で トイレでタイマンを張った。 

1は 私…

(1対1 じゃないから タイマンじゃないけどね)

 


 

「あれ、あんたが 書いたでしょ?」

「知らないよ。 証拠は?」

「証拠なんてなくたって、そんなことするのは あんた くらいじゃん!」

確かに、こいつらに そんなこと出来るのは 私しかいないわね

 

「ミヤモの机に 同じこと書いたでしょ?」

「関係無いじゃん!」

 

関係なくない!

上履きを カッターで切ったり、

靴を 水浸しにしたり、

カバンのマスコットを 切って捨てたり!

机の落書きも 酷いじゃない!

よく、そんなことできるね!

 

「頭来るんだよ! ああいうトロイやつ!」

 

なにも 悪いことしてないのに、よくも そんなことできるね

 

「うるさい!」

 

そう言って、10円玉に挟んだカミソリを持出した(!)← 危ないので よいこの 皆は しちゃダメ!

 


 

うるさいのは てめえらだよ!

ふざけんじゃねえよ!

てめえらのような人間は くずだ!

二度と そんなこと すんじゃねえよ!

 

と、今で言うキレた 私は、トイレのモップを振り回し、

3人を水浸しにしてやった。

↑ くれぐれも、よいこのみなさんは 真似しないでね。

 

こういうことがあっても 担任の英語教諭(増田先生)は 気がつかなかった (か、気づかないフリをしていたか)

 


そんな中学時代

さて。 中学校の通信簿

 

中学1年生

(前期 学級 副議長   演劇クラブ バドミントン部)

(後期 給食実行委員会 演劇クラブ バドミントン部)

 

「物事に 真剣に 真面目に 取り組む姿勢には 頭がさがる思いです。

やさしさと 厳しさを かねそなえた 今の性格を 学習面にも、 より発揮できると 信じます (1学期)」

 

「みんなのためになる仕事を すすんでしてくれます。 この2学期、 よく6班を ささえてくれました。 自分を向上させるための 工夫をしてみましょう (2学期)」

 

「部活動に、 クラス・学校全体の活動、 そして 学習に 精力的に取り組みました。 英語を頑張ってください (3学期)」

 

 

中学2年生

(前期 学級副委員長 演劇クラブ バドミントン部 養護学校交流委員)

(後期 生徒会中役  演劇クラブ バドミントン部 養護学校交流委員)

 

「学級委員長として いろいろ つらかったことが あったと思います。 よく耐え、 頑張ってくれたと思います。 担任として 本当に 応援したくなる人物です。 英語 なんとか 「4」 にしたいものですね。 (1学期)」

*注 2学期には「4」になり、 3年生まで 英語「4」を キープいたしました(笑)

おかげで、その後、4と5の並ぶ通信簿になりました。

 

「生徒会役員に 当選してよかったです。 初心を忘れずに 全力で当たってもらいたい と思います。 これからは、 今まで以上に 時間の使い方を工夫し、役 員の仕事、 勉強、 部活動など、 すべてに 満足が得られるよう、 大いにがんばらせてください (2学期)」

 

「中役(中央役員=生徒会のこと)としての 重責を果たしました。 クラスの人望を 一身に 集めている生徒です (3学期)」

 

 

中学3年生

(前期 校内規律実行委員(委員長)←初の女子委員長 バドミントンクラブ バドミントン部)

(後期 校内規律実行委員              バドミントンクラブ バドミントン部)

 

「バドミントン区大会優勝、 実行委員での活躍などは立派。 成績は もう一息が 幾つかある。 頑張ってほしい (1学期)」 ← このクラスで 落ち着いて勉強など できなかった(><)

 

「努力・向上が認められます。 一層 元気を出して。 さらに 向上をはかってください (2学期)」

 

「進学おめでとう。 高校でのご活躍を 期待しています (3学期)」

 

 


 

中学の同級会は、生涯のうち、

1度、新宿ヒルトンで行われた 30代の時だけ参加しました。

ミヤモは、参加しなかったが、ミヤモをいじめた

山本Ky子、本杉Me美、佐伯Mi和子は、堂々と参加していたが、

どういう神経の持ち主なのだろうと、

異星人を見るような目で、私は見ていました。

 

中学1年、2年の担任の元木先生は、ほんとうに 教師の鑑 のような人だった。

元木先生は参加せず、

暇人な増田先生は参加していました。

通信簿の記載欄を見れば、

どれだけ、本気で生徒に向き合っているのかが、

よくわかる・・・

 

中学3年の 高校入試目前に、

校内暴力事件を起こした 不良少年たちのおかげで

3年次の担任 増田先生は、私に、都立高校受験において、

22グループ(世田谷区では、21グループ(成績優秀の 戸山 青山 駒場 新宿 東京都立大学附属 目黒 赤城台) と 22グループ(松原 桜町 玉川 千歳 千歳丘 深沢 明正)に分かれての受験だった)を受験しろ! と 言い放ちました。

 

母にとって、自慢の娘は、戸山・青山は間違いないと思っていただけに、

三者面談の際に

温和な母が、

「22グループは、受けさせたくありません!」

と言い、

駒場・新宿と、伝えても、

「無理!」と言われた中、

「都立大附属しか、受けません!」

と、私は、宣言しました。

 

都立大附属(東京都立大学附属高等学校)は 制服がなく

私服通学であったことと、

もしかして、都立大学に入りやすいのかも・・・

(公立なので、そんなに甘くはなかったです)と いうことで。

 

最終的に、入試では 初めて 都立高校で

5教科試験の取り入れられた この年の受験で、

私は、都立青山高校は、楽勝の点数を取り、

余裕で、都立大学附属高校に入学したのでした。

 

通知表のコメントで、教員のレヴェルも分かってしまいます。

おそらく、増田という教員は、

鬼籍の人になっているかと思われますが、

教育者とは 生徒の可能性を伸ばす存在であってもらいたい し、

それが出来る(子どもの可能性を見抜く力)人しか、

教員になってはいけないのではないかと思います。

 


通信簿 シリーズ

通信簿

振り返ります!中学校生活

こうなったら高校も?


 

お時間ございます方は、

今COCO にある ESSAYS IN IDLENESS – 徒然なるままに

拙文をお読みいただけましたら幸いです。

 

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