揺るがない星 になりたい
誰もが母から
元気をもらうと言っていた
母が亡くなった日
真冬の雪の舞う寒い日
母のために
ひまわりが送り届けられた
母は
誰からも愛される人だった
私は
太陽ではない
月でもない
元気を与えられる存在でもなく
見守り続けられる存在でもない
星になりたい
いつまでも同じ場所にとどまり続ける
北極星
・・・揺るがない星
季節が移り
星の居場所が変わっても
自分だけは
揺るがない
北極星になりたい
星々は
集合された光を放ち
変わりない群れの中で
動き続ける
その寄せては去る
波のような星々を
羨ましいとは思わない
群れて流れる星よりも
確固とした
自分の居場所をもつ
揺るがない星
道に迷った人間が
ふと
夜空を見上げて
北極星をみつけ
自分の位置を確認する
そんな
揺るがない星
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40歳になった私は
二人の娘たちの母と
自分の生まれてきた使命だと思った
次の時代に継ぐ命を預かった責任と
疑いもなく
母 という存在を
絶大に信用し
安心し
愛する存在を前に
「ちゃんとしたに人間として生きる」
という
責任
と
意欲
と
幸福
を
感じた。
星でたとえれば
地図をなくした者たちを
正しい場所を示す
北極星のような存在。
母 とは
あたたかなぬくもりを与える
太陽
でもあり
夜の暗い世界の中で
指し示す
北極星
のような存在。
揺るがない星
2001年2月11日。
私の母は死んだ。
葬儀には訪れることのなかった
母のことを
「ひまわりみたいな人」
と言った人たちは、
母の死を知り
真冬の時に
ひまわりを送ってくれた。
子どもたちのために
私は
あたたかな愛情を与え続ける ひまわりのような 太陽 であり
居場所を教える 北極星 のような 存在でありたい
と
思う。
星々は、夜空に数え切れないほどにちりばめられています。
あなたの目に、その光が届く時・・・
すでに、その星は消えて、
長い時間を旅して、
あなたの目に 光として 存在しているのかもしれません。
星は、自分は誰の目に届くのか・・・
ということも、
私を見て・・・
なんてことも考えはしません。
ただ星であるだけ。
それを受け止める誰かが、
自分だけの物語を作ればいい。
そう願っているだけなのです。
宇宙はなぜ生まれたのか・・・
それは、あなたの物語を 生み出すためです。
どうぞ、自分に問いかけてみてください。
あなたは、どこから来て、どこに向かっているのだろうか・・・と。
あなたは、なんのために生まれ、生きているのだろうか・・・と。
母性・・・ PUREには、
その問いかけの謎解きが ひそんでいるのです。
誰もが、母という女性の子宮の中から生まれ、
その庇護を受けて育ちます。
母は、我が子を愛します。
けれど、母性は知っています。
愛する者が、そこに存在するためには、
我が子だけではなく、
多くの人、
自然、
それらすべての融合なくてはならないことを。
朽ち果てるものの変わりに、
新しい何かが生まれるということを・・・
子らが生きていくためには、
生み出すことを、
途絶えさせてはならないということを。
循環こそが生きる力であると。
母性は死を恐れません。
死してもなお、それを受け継ぐものがあれば、
自分自身が死んだことには、ならないから。
ピュアであるということは、
純粋であると共に、
単純なこと。
決して 人を 殺さない。
相手を 死に 追い込まない。
ただ、それだけを貫くだけ。
それが 愛であり、
忍ぶこと・・・ 忍耐なのです。
そして、子どもの心のように、ひたすらに信頼すること。
すべての神話には、
陰陽という男女の交わりが、
新しい何かを 生み出したことが 記されています。
母性は 誰かの希望を、夢を、
絶やさぬために存在します。
イエスには マグダラのマリアが、
イエスの歩む道を 支え、
死後、
光を失った使徒らに、
復活という希望を与え続けました。
我が子だけが豊かであっても安全であっても、
未来は生まれてはこないのです。
浅はかな人々が言う、
他人という万人のためになるものを作っても、
未来なんてありはしません。
星の輝きに気づく誰かが、物語を語るように、
誰かのために自分ができることを精いっぱいにすることが
大切な人の未来を創るということを、
母性は知っているのです。
お時間ございます方は、
過COノCO途 にある The Way We Were – 追憶 の
拙文を お読みいただけましたら 幸いです。
特に 過去の自分 を テーマに記した 拙文については こちら を ご高覧いただけましたら幸いです。
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